PARADURE-パラデュール-

パラデュールを目指せ…パラデュールを目指せ……

壊れてしまいそうなあの人が、必死で繕って縋った未来への道。

 

目指しちゃだめなんだけどな!(カテコで竹村さんが言ってた。そうだね!!!)

壱劇屋、とにかく前情報が多い。物語のあらすじに登場人物の紹介って普通に考えたら当たり前なんだけど荒廃とした世界とか極楽浄土パラデュールとか装飾具ヴェトモンズを製作出来る四賢人、アカデミーの同期、それぞれの設定が将軍に教祖?さらに世界を考察する組織ビューロ?なんて?惹かれるワード満載なのにオリジナルだから全体像が全然掴めなくてぐるぐるする。詰め込みすぎ。新感線かよ。好きだよ。竹村さんのほうがハッピーエンドだけどね。このこれでもか!って情報量の世界と登場人物を初見にも混乱なく纏め上げてくるからとんでもない。私のなかではお話しが好きは一番強いから相性の良い作者と会えるのは本当最高。本筋の見せ方と余白がたまんないんだよね。めちゃくちゃ練り上げられてるの分かるのに枝葉を落とし切らないというか、それぞれのキャラクターのバックグラウンドが見える。だってセグメト軍のほのぼの日常話とかアカデミー時代の四賢人ドタバタコメディとかめちゃくちゃ浮かぶし、フェチリタ生存ifとか闇堕ちifとかいくらでもいけそうだもん。美味しい。

装飾具ヴェトモンズを作り出せる四賢人はアカデミーの同窓生。これは私の読解力の問題とちゃんと隅々まで読んでいかなかったもんね…って自戒なんだけど、あらすじ読んだ時点ではアカデミーってもっと軍事的な側面が強いのかと思っててヴェトモンズも攻撃特化なのかと思っててたらオープニングのマイムで違うんだと示されてあれ?ってなった。これは話の印象が変わるのでは?アカデミーは各国に人材を派遣する、じゃあそのアカデミー自体はどこにあるの…?みんなの出身は…?とかこういう枝葉が最高に面白い。ひたすらに針と糸を片手に"平和な未来"を語るフェチリタは純粋無垢で子どものようで、ずーっと先を歩いてる仙人かもしれなくて、どちらにしろ欲に塗れた強国の傲慢さを理解出来ないからこそ悲劇が幕を開ける。

Bキャスト→Aキャストの順番で見て、この順番だなって思い浮かんだ順にそれぞれの感想。

  • フィル 西分綾香

始まりの子で、未来の子。ノワールとブランの前に現れたときにあの帽子が目に入ってあの子…!って一気に時間の流れを感じさせるのめちゃくちゃ演劇〜!でたまんなかった。これだけAキャストBキャストでガラッとメンバーが変わるのになんでフィルだけシングルなんだろ?と思ってたんだけど、この子が骨幹なんだって分かる。どっちの世界にも変わらないフィルが介入するから成立する。マジで西分さんバケモノ?あれマチソワやってんでしょ…?ある意味フラットで凝り固まってない視野があって、さらに考えられる子だから「誰も間違ってない」ってあの怒涛の展開で言える。強い。マジで沙霧/霧丸なのよ。救いの光り。「あなたたちのやることはこれじゃなかった」「復讐ではなく、フェチリタを追い越してみろ、とそうすることだった」こんな引っ叩かれるような台詞、あそこで言えるのはフィルだけ。フェチリタに生かされた希望の子、帰っておいでと必死に送り出されたこの子だけ。フィルがビューロに入るのはなんか分かる気がするし、考察しながらガストンよりは親身に世界に寄り添っていくんだろうなと思う。とにかく意志が強くてそれを成し遂げるために考えられるし動けるから道が出来るんだよね。自分の弱さも分かってる正義のヒーロー。かっこよかったな。

 

  • セグメト 竹村晋太朗

欲望に忠実に冷徹将軍の竹村さん見たくてまずBキャスト取りました!!!もうオープニングの時点で好きだが???しかなくて、そもそもあのオープニングの演出が全員こんなの好きに決まってんだろ!!!だから優勝だった。チームごとの色と所属に則ったポーズなんてテンション上がるしかない。これはオープニング撮影会なるとんでもイベントで撮った写真。色味が最高。強いカメラ持ってる人いっぱいいてめちゃくちゃ楽しかった。

 

セグメト、もっともっと自分のヴェトモンズが至上の冷たくて仄暗いキャラクターにだって出来たんだろうにアカデミー時代の話で情のあるところが垣間見えてそういう意味で振り切れない人間臭さが好き。スクープよりアスビーが好きそうというかアスビーがスクープを救うこと込みで信頼してんだろ?って見えるのがさー、ずるいよ。この人たぶんめちゃくちゃ統率力高い将軍で普段は後ろで踏ん反りかえってるのに気まぐれに絶対ハズさないタイミングで躊躇なく前線とか行っちゃうやつでしょ。惚れるわ。ところでちゃっかり生き返ってきたけどヴェトモンズのチート感どのくらいなん?

  • アスビー 淡海優

私がどんだけ上に振り回されて下の世話焼いて空回ってるように見えて実はめちゃくちゃ仕事出来る参謀ってキャラクターに弱いか知ってんですか!!!死ぬほど好き!!!ありがとう!!!このタイプ、自覚あるパターンもないパターンもどっちも好きなんだけどアスビーは気付いていくというか、お前も大概セグメト大好きだな?で導かれていくの良い。苦労人系は開き直ったら強いんよ。で、ノワールはもちろんヨネネスもセグメトも自分たちのことでいっぱいいっぱいのなかでフィルに近いのがアスビーだなぁと思った。あの大バカたち(四賢人…三賢人?)がすったもんだしてるあいだにパラデュールに辿り着いた人たちをとりあえず救う方向に統率出来るだろう能力貴重。きっとスプークのことも救える。大丈夫。お兄ちゃんムーブにも弱いです、はい。

  • スプーク 柏木明日香

猫耳猫耳かわいい。まるで優秀な狙撃者であることを誤魔化すようでグロテスクなんだけど。ヴェトモンズで装飾されてることに自覚がなさそうなのは、故意にそういう操作がされているのか、自ら選んだ過去があるのか。罪悪感の自我で狂いそうなのに撃った本人に向かって「ごめんね」って言えちゃうところエグいよねぇ。みんな丈夫で良かった。じゃない。これまでは多分撃ってこいと言われた相手をそんな外し方したことなかったんだろうな。わりと正体が読めない人物。これ、アスビーとは昔馴染みで、とかいう設定とか出てきたら漏れなく(萌え)死ぬけど。そりゃアスビー必死になるでしょ。

  • ヨネネス 小岩崎小恵

可愛い。可愛くない?世界を斜に見てるようでめちゃくちゃ信じたいし、四賢人なんて呼ばれてるけどただのアカデミーの同期としてのあの4人の輪が大好きなの。ノワールにあの世界大戦に関わってないよな?って言われて当たり前でしょ!って言っちゃうの、ほんと可愛い。余裕を見せたいし、もちろん信者の人たちにはそう見えてるけど、多分に強がりが入ってるんだろうな。だからコトスなんて右腕にしてる。とはいえ私はヨネネスの強がりを見抜いたうえでコトスがほんのひとさじ恋してると良いなと思った。こういう妄想も捗っちゃうのほんと罪なホンだぞ。平和を取り戻すのに一番真っすぐで必死だったのが小岩崎ヨネネスだったかもなぁ。竹村セグメトとかサクッと崩壊するほうにも舵きれちゃいそうだし。この世界を覗き見る観客だから必死だけどそれとみせないように頑張るヨネネスが見えた気がする。うん、だからめちゃくちゃ可愛いのよ。

  • コトス 小林嵩平

前半…序盤?とにかくコトスの立ち回りが無茶苦茶最高にかっこよくて優勝だよ!と思ってた。小林さんその余裕ある力抜けたところからの緩急ずるくないっすか。スラッとした人の重心の低さたまらん。あとはだいたいだから参謀とか右腕とかのポジションに弱くてだな…?まぁ、まさかの諸悪の根源!は、言い過ぎか。だからといってドジっ子なの!?とか明け透けにツッコむと色々残念っていうかなんていうか。ビューロなのに、"世界"を知ってるはずなのに、甘く見過ぎたよね。出会ったのが他の誰かだったら助からなかったかもしれないし、フェチリタだったから信じたかったし、フェチリタを信じる王と、他国の四賢人であるノワールが出てきてしまったから悲劇が幕を開けた。フェチリタ、人たらしだよな。

  • ガストン 森田晋平

ピシッとした髪、銀縁メガネ、グレーのスーツ、得物は刀。んと、これは、物凄く性癖ブッ刺された人たちがいるのでは…?(対岸の火事)武力行使厳禁、考察する集団として世界には関与しない、って言いながらやってること盗聴〜!なあたりデタラメー!って言いたくなる。たぶん目の前で言ったらめっちゃ怒られる。世界の階層とか王との謁見(密会?)とかやることなすことめちゃくちゃ介入なのにね。第三者的でありながらビューロの上にもなんかありそうだよなぁ。凡庸な王母とかいます?十二国記システム。麒麟がいないな。

  • ジョス 日置翼

「…っす!」でだいたいオッケー。脳筋バカほど単純に鋭く答えに辿り着いたりする、の具現化?でもバカじゃないよね。結構空気読むし働きどころではちゃんと役目果たすしあとあの憎めなさは武器。フィルとめちゃくちゃ仲良くなりそうだなぁ。クローンとかそこら辺の設定めっちゃ重要っぽかったけどサラサラ流されてってそれでいいんか!?ってなった。たぶんこのへんは次回作以降の仕込み…?楽しみにしてるね?

  • フェチリタ 伊藤駿九郎

純粋無垢な稀代の天才。天然どころじゃない無自覚っぷりに近くに居たら腹立ちそうだけど、そんなものを吹っ飛ばせるくらい圧倒的な才能には惹かれるしかないし憧れてしまう。本人がヒョイっておりて隣に立ってくれるからタチが悪い。伊藤さんの佇まいが好きでねー。ヴェトモンズで誰かを救えることが嬉しくて、その技術を自分たちが高めていけるのが楽しくて仕方ない。フェチリタだけがノワール、ヨネネス、セグメトの良いところを見抜いて、その才能を活かす方向がどこなのか分かってるんだなぁってあの絵本のところで思った。どこまでも純粋に3人が大好きだし、その輪のなかにいることが誇らしい。本当は関わった人、救いを求めてきた人みんなを助けたかったんだろうな。フィルを下の階層に落とすときにすら絶望がないのが凄いんだよね。今はちょっと大変だけど、って子どもに語りかけるからこの言葉なだけで状況を分かってないわけじゃないし。3人が平和な世界を作るから、何とかするから、君が大人になるころには大丈夫、安心して戻っておいで。ここ、ボロボロに泣いた。本当にそう信じてるだけなんだよね。フィルがこの言葉を受け取ってくれて良かった。

バカ!!!でも、そうするしかないと思って、もうその道走るしかなかったんだね。絶対途中で間違ってるの気付いただろうし、フェチリタだったら絶対しないって分かってただろうけど最初の許せなかった衝動が大きすぎてそこの爆発力が強すぎた。コトスも白の国の王も、そんなのが3人揃ってたら止まんなかっただろうし道筋は出来てしまったし。全部甘ったれの悪足掻きなのになまじヴェトモンズ作れる技術があるほどには優秀だったのがいけなかったね。セグメトにもヨネネスにも「関係ないよな?」って確認するあたりとか、最後にブランに全部伝えるあたりとか、お前それで許されると思うなよ…!って感じなんだけど、フィルがあの大きい器でもってして許しちゃうんだろうな。ヒドイ男。

1番悲しいなって思った。この話のなかで最も派手に立ち回るのに中身が空っぽなの。この空っぽなのと終盤で記憶がまだらに戻ってくる表現難しいよね。だいたい周りのすったもんだが激しすぎるからここが流れちゃうんだよなぁ。ブランと対のはずでフェチリタとの縁もあるのに弱い。

と、いうことでここまでBキャスト。だいたいAキャスト観る前までに印象書いておいて良かった。展開が少年漫画だなーって思ったんだけど、Aキャスト観たらBキャスト青年漫画だもの。公式ではシックって言ってたけど見比べる醍醐味と弊害あるよね。Bキャストは内に秘めてる、かなぁ。穏やかなフェチリタとそれを守って、守られて、追いつけないと受け入れようとした三賢人。

Aキャストはとにもかくにもうるさい。分かる。動物園。ほんとに同じ話かぁ!?ってなる。月髑髏か(上弦がAで下弦がBだよね)。ノワール⇔コトスの小林さん岡村さん恐ろしいし、セグメト・ヨネネス・アスビーの男女が変わることによる変化とか本当面白かった。

最後にブランが思い出したフェチリタの言葉を聞いて、泣いてへたり込む姿を見て許されたかったんだなぁと思った。怒りのエネルギーで続けるには優しすぎたよ。フェチリタが猫を庇ったときのことを思って怒り続けてたんだろうけど、フェチリタは目の前の、目に見える範囲に対しての助けの感情が大きいのであってきちんと弔って決着をつけてるんだよね。ノワールはそう出来ずに、復讐に向いてしまったところから戻れずにもがき続けた。ブランが思い出してくれて良かったね。セグメトにもヨネネスに対してもだけどあまりにも大きな救いの言葉だった。助けも守りも救えもしなくて悔しかったんだよね。斜に構えて、構えきれない甘さが好き。ビューロが合ってるかどうかって聞かれるとどうかなぁって感じなんだけど。フィルが万能だから巻き込まれてるうちに立ち直ってくかな。

  • ブラン 内木志

美人さん…!顔がタイプです!やっぱりブランは可哀想だよね。ノワールのエゴで動けるようにされて思考が積み重ねられるようになって記憶がないことに気付かされて。なのにノワールしか分からないから「ここまでついてきてくれてありがとう」と言われるとあんなに嬉しそうな顔をする。やっと、やっと眠れるね。フィルに会えて良かったかなぁ。良かったと思っててくれたら救われるけど、そこを求めたらダメなのも分かる。1回本気でノワールのことぶっ叩いて泣き喚いてやれば良かったんだよ。

  • セグメト 椎名亜音

オープニングでセグメト軍並んだ瞬間にヅカだーーー!ってテンションの上がり方した。我ながら金髪ド派手なお姉さんの解像度低すぎだろ。ミーハー心。かっこいい。だいたいブチギレてるしふざけてるけど状況は見てて、フェチリタのこと大好きなんだなぁって分かる。マジでAキャストはクソガキとクソガキの争いっていうか喧嘩するほど仲が良いを地でいきすぎなのよ。ヴェトモンズバトルのとこが日替わりネタだったらしく「ミシュラン三つ星シェフの料理が作れる手袋!」ってそれは普通に良いのでは???を繰り出してヨネネスから「料理、されるんですか?」「え?あ、ええ…」「何をお作りに?」「…お、おむらいす…?」ってなんでそんなしどろもどろにwww フェチリタ、よくそこに「お母さんの味だよね!」乗っけられるな、と思ったしヨネネスに至っては「作りましょうか」って、えぇ?そんな仲でした…?えぇ?って思ってたら中の人たちがSNSでプロポーズか!ってわきゃわきゃしてて平和だな!?ってなった。もうこれ何の話だっけ。

  • アスビー 藤島望

振り回されてる。なんかAキャストのほうが野生児が多いからアスビーのやさぐれ感が強い。パラデュール入ってそんな酒飲む?ヨネネス、セグメト生き返らせてんならアスビーに教えてやんなよ、その子夢枕でその気になっちゃう子だよ?ある意味有事の人材であるとこのぶっ飛んだキャラクターが多いなかでアスビーって平時の人材だよね。落ち着いてから何とかして平穏に持っていくまでと維持で活躍しそう。

  • スプーク 黒田ひとみ

ヴェトモンズで動かされた反動の負い方の弱さとか未熟さが見てて痛いくらいで、そこも折り込み済みだって言っちゃうセグメトのこと責めてもいいんだぞ!?って思ったけど出来ないだろうなぁ。迷い子みたいだった。アスピはやさだなって頼るけど絶対的親がセグメトで、喜んで自分のこと犠牲にして任務に向かっちゃう感じ。何よりセグメトに褒められることが嬉しいんだろうな。アスビーだとただ心配して甘やかすからフィルとかが仲良くして自分で考えること教えたら良いと思うんだけど、そうすると自我崩壊しそうな危うさも秘めてるのが魅力だけど厄介。

  • ヨネネス 日南田顕久

うわぁ、世界は自分のために回ってそうなヨネネス様だ。教祖として迷いがないし自身としても強い。なのに真面目な顔して四賢人大好きだから久しぶりにノワールと会ったら茶目っ気出したくなっちゃうし(コトスと腹話術しようとして仕込み足らずで失敗してたw)アカデミー時代の回想ではセグメトにプロポーズするし色々ちゃんと思い出すとギャップがすごいんだわ。うっかりするとヨネネスがフェチリタとヴェトモンズバトル始めそうだもんな。すごく優秀で冷静だけどどっか斜め上で抜けてるところがあるの、本人だけ自覚なさそうで面白い。Aキャスト、ツッコミ要員が足りなすぎる。

  • コトス 岡村圭輔

きかん気だなー!真っすぐだからこその頑なさが強くて俺がこうしたいからこうするんだ!!!みたいな子供の癇癪がみえる。平時はちょっとお堅い人だね、で済みそうなんだけど(仕事は出来そう)有事の臨機応変・柔軟性とか皆無!って感じ。そりゃこれガストンに尻拭いって言われるよ。

  • ガストン 淡海優

Bキャストでこの特定層に鋭くブッ刺さりそうな性癖のかたまりみたいなキャラ…って思ったんだけど淡海ガストンやっっっば!ってなって刺さるのが分かるほうに…というか、淡海アスビーがめちゃくちゃ好きだったのも淡海ガストンにきゃあきゃあしたくなるのも、これ淡海さんが好きなんだよお前…という気付きを得た。片方だけ口角上げてニヒルに笑いながら眼鏡上げる仕草するのやばい。ちょっとヒールなんだよなぁ。考察の"悪魔"が分かる。知的欲求を満たすためなら手段を選ばないしそれを楽しんでる。頭切れるキャラも好きなのよ、ちょっと斜に構えて楽しめるだけの賢さがあるタイプ。いやほんとずるいわ。

顔が好k…声でっっっか!?優男かと思えば子犬だし早口で喋りまくってるのにちょー聞き取りやすいしこの人すっごい人だ!?動きの軽さがこの座組のなかですらハンパなくて一体体重はどこやったんだ…。前半の、どこだったかな、ペラペラ喋ってたかと思ったら「ガストンさん、大変っす」って「ずっと開いてました!」でペロってするからそれはダメだろwwwって爆笑の渦に巻き込んでさすがの淡海ガストンも一時停止したんだけど、「さて…」で切り返したからマジかそのまま行けんのかつっよ…!って思ったらジョスのほう振り向いた瞬間にきゅるきゅるお目目に、ん?ってされて崩壊してたwwwあー!頑張ったのにねぇ!www めちゃくちゃ面白かったよ。あとでやられたー!って言ってる中の人楽しいし、本人はこの2人なら上手いこと調理出来ると思ったって信頼なの良すぎる。ビューロは第三者的だから他の出演者とは一線を引くけど劇団員としてある意味馴染む淡海ガストンの隣で急遽の出演であのハイテンションでパッと空気を変えられて場を持ってくの凄かったなぁ。

  • フェチリタ 竹村晋太朗

うるさっ!?え、なんだこのドッタバタしてるフェチリタ!誰!?(作・演出の人です)Aキャストの空気は完全に竹村フェチリタが作ってて大きな声もオーバーなリアクションもフェチリタがそうだから他のキャストが何やっても内包出来る。だってこの世界の絶対で、それでいて亡くなってるこの存在に勝てる人なんていないんだもん。上手なコミュニケーションは苦手だけど圧倒的なひとつの才能で身近な人たちを魅了して、ある意味"フェチリタだからしょうがない"と諦めさせる。この人が大国にいたら潰されてただろうなぁ。世間の融通とか”汚い大人”とか全く分からない感じ。伊藤フェチリタが秀才なら竹村フェチリタは突飛。もしくは仙人と子供。ここまで静と動を極端にしてくるとは思わなかった。世界平和の第何歩!を本気で歩いてると信じてる。この純粋さには敵わないよ。特にフェチリタ演ってるときの竹村さんの声って不思議だなって思ったんだけど、たぶん私にはあの声が大きく包むように聴こえててずーっと子供のようなのに果てしなく大きい器にみえたんだよな。

 

はぁー、面白かった。本当にお話しが面白い最高。それに加えて音響と照明が絶妙だよね。音の使い方と光りと闇がすごく好き。次回作も楽しみだなー。