2018

まとめ。

今年もいっぱい舞台行ったなぁ。

 

 1月

・髑髏城の七人season月ー下弦の月

今年の現場はじめは去年公演中止になって振替になった下弦さん。

1月は4日と8日に行って、実はほぼ同じ席で見たんだけど、

このときに霧丸の熱量がめーちゃくちゃ上がったのを感じて、

凄い!凄い!あの子凄い!ってなったの覚えてる。あれでハマったんだよなぁ。

まさかライビュマチソワするなんて思ってなかったもんねぇ。

 

・新春浅草歌舞伎 昼の部

とにかく幕間のイヤホンガイドが面白かったのを覚えてる。いいのかその内容…!

歌舞伎俳優さんたち、実は結構自由だよね?と思い始める。たぶん合ってる。

隼人くんの源九郎狐もすごく良かったし、松也くんのお殿様かっこよかったなぁ。

巳之助くんの藤太は今年2回も見ることになるのよね。

本当このへんのメンバーで一番お芝居が上手いのは巳之助くんだと思う。

 

・壽初春歌舞伎 昼の部

高麗屋襲名披露公演、といいつつ口上があったのは夜の部なんだけどね。

七之助さんが立役やってたのが新鮮だったなー。

 

・黒蜥蜴

中谷美紀の美しさと井上芳雄の色気、クラシカルな舞台美術、戯曲のための言葉、

素敵だったなぁ。凄く面白かった。これこそ演劇を見るという体験だな、って。

 

PLUTO

未來くんはもちろんなんだけど、太鳳ちゃんと大東くんがめっちゃ良かった!

太鳳ちゃん本当素敵だった。

舞台映えするし、動きがしなやかだし、もっと舞台で見てみたいー。

大東くんは声が好き。年長者でありながら、友達であるあの居方好きだったなぁ。

 

・TERROR

陪審員として参加する法廷劇。緊張感が凄かった。難しかったな。

今井さんの「今日ここに来るまでに得た情報は全て忘れてください」

「これから聞くことが全てです」っていう、もうニュアンスしか覚えてないんだけど、

開廷前の言葉で一気に観客から陪審員にさせられた気がした。

そして松下洸平という役者さんに出会った作品。

今思い返してもあの役を生きるって本当に凄かったと思う。

優秀で、聡明で、ギリギリであの場にいた被告人。

 

・髑髏城の七人season月ー上弦の月

12月に見たときになんて地獄絵図なんだ…と思った上弦。

どうなんだろうなぁ、どうなってんだろうなぁって見に行ったライビュで

それはそれは大変貌してるのを目撃させられて衝撃を受けた。

めっちゃ良くなってる!うっそでしょ!?これ本当に同じ作品!?好き!

 

2月

・二月大歌舞伎 夜の部

このときの初めて歌舞伎座の1階に座ったんだったかな。

両花道での名乗り、木挽町から歌舞伎座のなかへと転換していく舞台、口上。

あの舞台転換(大セリ?)すっごかったなぁ。こんな風に作れるんだ…!って思った。

あとはなんといっても仮名手本忠臣蔵がすごくて。

染五郎くんの美少年ぶり、女形もやってくれないかな?ももちろんなんだけど、

玉さまです。玉さま。私はあんなに一気に双眼鏡が一方向を向くのを見たことがない。

それくらい本当にザッと音がしそうなほど全員が玉さまに双眼鏡を構えてた。すげぇ。

そしてそれをしっとりと受けとめて、受け流すかのように美しかった玉さま。

これが、本物。ほわぁぁぁ。

 

・髑髏城の七人season月ー上弦の月

ライビュの良さから、だめだ、現地行こ、と思い、霧丸定点をしに行った6日。

霧丸めっちゃ良くない?と思った自分の嗅覚愛してるよ。

じゃなかったらあの前楽に出会ってないもの。

もはや伝説っていうか、あれ語り継ぐ?どうする?だけど。

天魔王様凄まじかったなぁ。そんでもって平間くんがとんでも役者だと叩きつけられた

あの空気にぶっ込んできた「よく聞け!!!」な。ほんと鳥肌立ったよ。

で、最後の最後まで須賀健太に泣かされる。上弦の良心。ずるかったなぁ。

 

・髑髏城の七人season月ー下弦の月

ついに泣かされるようになった2月の下弦。10日と前々楽かな。

10日が無茶苦茶の無茶に良すぎて立ち上がれなくなるかと思うほどだった。

下弦は最後までまとまってたなぁ。

 

近松心中物語

堤真一宮沢りえは間違えないのですよ。

蜷川さんリスペクトのいのうえさん演出良かったなぁ。舞台美術も大好きだった。

宮沢りえと赤、最高じゃない?

 

3月

・修羅天魔 髑髏城の七人season極

初日のあの空気は忘れないだろうな、と思う。

走馬灯のシーンからもう泣くしかなくて、浮世の義理も、がきた瞬間決壊して、

会場全体がふわっとも、ざわっとも違う、でも何か発したあの瞬間、本当に凄かった。

 

・春暁特別公演

中村兄弟の舞踊公演。舞踊だけなの初めてだったけど、楽しかったなー。

勘九郎さんの鶴、本当笑ったし、あそこ入れてこれるプロ凄かった。

七之助さんは綺麗だったなぁ。

 

・三月大歌舞伎 夜の部

推しの大役は観に行かねば!と思いつつ、その前の仁左さま玉さまに撃ち抜かれる。

この夜の部、本当豪華だった…私得でしかなかった。

だって偉そうで悪そうな仁左さま玉さま、仲睦まじい仁左さま玉さまの二本立てに、

とどめの壱くんと松也くんですよ。すっごいな。

でも滝の白糸、切ないんだよね。死の美学になってしまうから。

 

4月

・談ス

横浜美術館でやったやつ。謎のスライム。スライム…?

ストンと立ってる未來くんが好き。

 

・修羅天魔 髑髏城の七人season極

順調に淡々と週1くらいで通う。本当に毎回の満足度が高かった。

満足度高すぎて、感想がそれ以上出てこないのよね。ライビュはもちろんマチソワ!

 

・ヘッダ・ガブラー

 

5月

・修羅天魔 髑髏城の七人season極

最終的に劇場13回、ライビュ3回の計16回見る。

実は去年の鳥と同じ数なんだけど(鳥は劇場14回、ライビュ2回)

鳥はあんなに狂ったように通った…!って思いが強いのに、

修羅天魔に関しては全然いっぱい行った感がないところが実にやばいところだと思う。

どんどん熱量が上がってきて、本当に凄い作品だったなぁ。

一体何度天海さんの美しさに泣いたか。あの名乗り口上が本当に好きで好きで。

それに沙霧、兵庫、夢、3人の話がそれぞれ大好きだったし、一緒に泣いたし、

生きたなぁ。もう一度無界の里を作ろう!で終わる髑髏城最高だよね。

 

・やじきたトークショー

シネマ歌舞伎東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖公開記念、というか公開前なんだけど、

1作目に出た壱太郎くんと、2作目に出た虎之介くん、脚本の戸部さんで

作品解説をしながらおしゃべりしようというイベント。

歌舞伎役者さんはこういうイベント多いよね。これの他は全然行けなかったんだけど

レポ読んでても面白いことが多いし、慣れてるからみんなお喋りも上手なイメージ。

歌舞伎は入ってしまえば結構色んな垣根が低いんだよなぁと思う。

このときのトークはやじきた話も面白かったんだけど、

虎之介くんの桜の森稽古全然進まない話が爆笑もので最高だったわ。

 

・ちゃんげろソニック

お台場野外ステージで古参おつ!お前ら知ってるか今2018年だぞ!って言われまくった

ニコニコ歌ってみたを中心にした懐古イベント。え?合ってる合ってる。

懐かしい、やばい、好き、を繰り返して楽しかったなぁ。

 

・切られの与三

七之助さんの立役。女形が素晴らしいのはもちろんなんだけど、立役も良いよね。

これはなよっとした育ちの良い無自覚モテ優男から、

傷を負って滲み出てくる男っぽさとその色気がたまらなかった。

 

・Indigo Tomato

平間くん主演のミュージカル。サヴァン症候群の兄と、健常者の弟の話。

この平間くんもすごく良かったなぁ。

人と接することが苦手なだけで、弟が大好きなお兄ちゃん。

弟から母親を奪ってしまったと思い続けてる優しいお兄ちゃん。

あの「お母さん見てる?」とか、ぼろっぼろに泣いて暴れながら

「僕がマモルを親のいない子にしたんだ」って叫ぶところ凄かった。

あんなにぼろっと泣いたのこれだけじゃないかなぁ。一瞬でもってかれた。

 

6月

・図書館的人生vol.4 襲ってくるもの

イキウメ好きー。本当あのざらっとする感覚が快と不快の紙一重なんだけどハマる。

葉月ちゃんめっちゃ良かったな。

 

・ニンゲン御破算

阿部サダヲが最高だということは疑いようもないんだけど、

岡田将生がこんなに良いなんて誰か教えておいてよ、好きーーー!となる。

幕開きの音から何から好きすぎて人生で初めて当日券に並びに行きました。

テンポ、入れ子の脚本、笑ってたらゾッとさせられるのに病みつき。

 

7月

・ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル

 

・フリー・コミティッド

1人38役。怒涛の如く浴びせられる成河という役者の力量。とんっでもねぇ。

本当に違う人が次々出てくるあれは一体なんだったんだろう。歌上手いし。

ボールが飛んでっちゃってハッ!?ってなったり、投げ返してくれたお客さんに

どうもって会釈してみたり、ちょっとしたハプニングは一緒に楽しんで、

でも話は筋を通してみせる。見失わないし、見失わせない。

凄かったなぁ。本当に面白かった。

 

8月

・野外バレエ

横浜のダンスイベントのオープニング企画だったかな。

ボレロが無茶苦茶凄くて圧倒されて女神様降臨ってこういうことだな、と思った。

 

・新作歌舞伎 NARUTO

ワンピースからのナルトね?なるほど?

巳之助くんと隼人くんなら間違いないな、と思って1回目行ったら

待って待ってめちゃくちゃ好き!!!ってなってサクッと後半増やした。大正解。

巳之助くんがインタビューで言ってた、陽の話/陰の話っていうので納得したんだけど

私は陰の話であるところのNARUTOがお話としてすごく好きなんだよね。

で、それにあのアクション足されたらそりゃあ好きが溢れる。

ナルト、サスケはもちろん、サクラちゃんの可愛さは女子として尊敬に値したし、

カカシ先生、イタチのかっこよさは言葉では表せないほどだし、

自来也綱手大蛇丸、マダラと物語の屋台骨がしっかりしてて

見れば見るほど分かることが増えて本当に引き込まれた。南座も楽しみだなー。

 

・ゴースト

・メタルマクベスdisc1

・八月納涼歌舞伎 第三部

 

9月

シティ・オブ・エンジェル

 

10月

・メタルマクベスdisc2

 

・芸術祭十月大歌舞伎 昼の部 夜の部

勘三郎さん追善公演。同じ月の公演を昼夜ともに見に行ったのは初めて。

とにもかくにも助六がめちゃくちゃ良かった。

古典をあそこまで面白いと思ったのは初めてかも。

七之助さんの揚巻が本当に綺麗で、我が儘なところすら魅力的で惹きつけられて。

助六も、あんなにかっこいい仁左さま見せつけられて堕ちないほうがどうかしてる。

大好きな人たちがこれでもかと出てる公演で、

歌舞伎の華やかさってこれだな、って改めて思った。豪華絢爛。煌びやかに美しく。

 

・母と暮せば

TERRORで気になった松下くんを、とびっきり好きになったのがこの作品。

お母さんと息子、それぞれがすっごく優しくて、素敵で、可愛くて。

甘えて甘やかして、怒って怒られて、助けて欲しくて助けられなくて。

色んなことが当たり前のように相反してるなかで、

伝えたいのはただシンプルに生きて欲しいということ。

「熱い」って言う浩二から伝わる助けて欲しいに何も出来なくて悲しいんだけど、

そこの重さを、何倍にもさせなくていい、って浩ちゃんは言いに来てくれたのかな。

お水を、飲めんよ、って言う切なさと、おにぎりを頬張る振りをする優しさと、

必死に手渡す塩水。あの「しょっぱい」から本当に涙止まんなくて、

でも泣き笑いなんだよね。ものすごく大事なものをもらって、暖かくなって帰った。

 

・ゲゲゲの先生へ

 

るろうに剣心

松岡広大恐るべし。これに尽きる。

 

11月

るろうに剣心

 

・吉例顔見世大歌舞伎 夜の部

法界坊面白かった!なんで猿之助さんはあの汚い役が似合ってしまうのか。

なよっと優男の隼人くんも、モテモテ可愛い右近くんも良かったなぁ。

 

桜の森の満開の下

今年ナンバーワンチケット取れなかった舞台です。野田地図は本当に毎回感謝。

妻夫木くんも天海さんも古田さんももちろん凄かったし、

全力でもっていかれるとこもっていったって感じだったんだけど

やっぱりこれは深津絵里が凄すぎた。あんな存在感ある?超越してる。

桜とか和紙とか鬼とか、演出がことごとくツボであの世界に引き込まれる。

歌舞伎のと見比べるの楽しみだなぁ。

 

平成中村座 十一月大歌舞伎 夜の部

本当に浅草寺の境内に小屋が建ってる…っていう衝撃と、

中に入ってからのワクワク感がたまらなかった。芝居小屋、いいなぁ…!

あんなに近くでなんてなかなか見られないし、近い分いつもより畏まらないというか、

こんな雰囲気だったら、そりゃあ昔は歌舞伎が手軽な娯楽だったよなぁって思う。

劇場ももちろん大好きだけど、こういうのも良いな。

これをやろう!ってした勘三郎さんは凄い。花道走ってたもんねぇ。あれは見えたよ。

 

魔界転生

 

12月

・AAAライブビューイング

USA始まりの春馬かっこいいな!平間くんかわいいな!から、

柿澤くんの津軽海峡で笑っていいのか、いや待て上手すぎる…って頭抱えてからの、

ミュージカルパートの豪華さ凄さ熱さったらなかった!

もーうデスノが本当に嬉しかったの。大好きなの。

城田、春馬の闇が広がるも凄く引き込まれたし、映像越しでも空気の違いが分かった。

色んなの聞かせて見させてもらって楽しかったなぁ。

 

・十二月大歌舞伎 昼の部

うちの推し可愛すぎじゃありません?

お染の七役、花道そばから見たの大正解だった!もーうほんっとかわいい!

求められる技術の高さとか、きっとすごくすごく大変なんだろうなって思うんだけど

早変わりにわぁ!って驚いて、お芝居にも浸れながら、本当贅沢させてもらった。

 

・スリルミー 福士誠治×成河

今年ナンバーワンやべぇの見た大賞です。おめでとうございます。進呈します。

開始5分で「やばい」「やばい…これ、やばいの見てる…」「やばい…」を

何十回繰り返したことか。なんかとんでもないもの見せられた感がすごい。

本当100分に濃縮されすぎてて、今年見終わったあと一番疲れたのもこれだもん。

今年一体何回4時間もの見てると思ってんのよって感じだけど。桁違いだったわ。

ラストの成河私に、ですよね!ですよねーーー!って納得しかなかったのに

しっかりトラウマ刻まれました。いや、もうほんと見るの怖い。

福士彼は歌声がド直球ド真ん中性癖全てを突き刺す感じで好きが溢れてしんどい。

なんだあの好みのかたまり。どうしてくれる。好きしかない。

全くもってして”愛”の話なんかじゃなかったのに、じゃあなんだったんだと言われると

全然答えられなくて、愛…?いや、執着?何…?ってなるスリルミー。

2014年ver.のCDを聞いて更に混沌としている今日この頃です。どう考えてもここ異質。

 

・スリルミー 松下洸平×柿沢勇人

なんて優しい話なんだ…!ともはや感動する。優しい。彼も私も優しい。

こっちは紛うことなき愛の話。松下私の可哀想と思わせる力に支配されています。

ずっるいよね。あの子、彼より自分が賢いって気づいちゃうんだもんね。哀しいね。

あーいうキャラクターに滅法弱いんだなぁ。分かりやすい。田代私もちょー好きだよ。

 

そんなこんなで〆!としようとしたんですが、2018年しまりません。

こっからメタマク千秋楽、ジャニーズカウントダウンに行ってきます。

うん、自分で思うんだけどバカでしょ?

でも一人でカウコンだけ行くのしんどいなって思っちゃったんだよ…!

ちょっと頭ぐちゃぐちゃにしてからドームに行こうと思います。ふふふ。

まさみに抱かれるんだ。

 

ということでそこまで含めて44公演71回。

…いや、行き過ぎでは…?どうしてこうなった…?落ち着いて自分…?

シネマ歌舞伎とかゲキシネとかも何作かずつ見てるからそれもプラスすると80近いな。

来年はもうちょっと落ち着こうね、って思うけどすでにチケット10枚以上あるしな。

そしてちょっとミュージカルに足突っ込もうとしてるからどうなるかね。はは。

でも楽しかった。自分の好きなもの掴めてきたから手も広げやすいや。