『The Song of Stars』 〜Live Entertainment from Musical〜

内藤大希 × 木内健人、なんという2021年私得コンビ。レミゼよ、素敵な出会いをありがとう。

 

Fly me to the moon

星に願いを

ステージ下手からピアノ奏者の村川さんがするりと入ってきて暗転。客席後方からまずは木内くんが登場。歌がね、これ、なんだっけ、聞いたことある、なんだっけってぐるぐるしてた。何で聞いたんだったかな。ステージ下手から上手まで動きながらよく客席を見てるなぁって感じでウィンクとか飛んでくる。お、おぉ…(この年末年始ひたすらジャニーズを見てたせいかときめくでも何でもなく受け止めてしまったごめん)。曲が変わるのに気付かないほどのシームレスさで今度は内藤くんが登場。安心安定のディズニー、好き好き。

歌い終わり、めちゃくちゃ緊張するって話になったんだけど。

木内「(内藤くんの顔見ながら)めっちゃ緊張してるね!」

内藤「するよ!しないの!?」

木内「もう平気」

内藤「卒業式の卒業証書授与くらい緊張する」

木内「え、あれってそんな緊張するものだっけ?」

内藤「するよ!ハレの日だって思うじゃない?」

木内「ハレの日って自分で思うんだ?」

内藤「?思わないの???」

…思わないな?

 

今回のテーマは少し大人で、背伸びをしたって説明をするときにぴょんって背伸びする内藤くん可愛いし、たまにサイレントに合わせて背伸びしてる木内くんも可愛い。でも君ら、もう結構いい大人じゃない…?って思ったけどどうですか。

こんなおしゃれなとこでやらせてもらえるなんてね!って話から、

内藤「あれなんて言うんだっけ、シャンデリア…?」

木内「(被せ気味に)あのシャンデリアがバァーンってきたら大変なことに」

内藤「本当おしゃれだよねぇ」

木内「拾って!?俺の渾身のボケ拾って!?」

客はたぶん全員オペラ座ね、って思っただろうに本当に見事にスルーした内藤くんのぽやぽや具合どうなってんのwww このあともちょいちょい木内くんがボケようとするんだけど、内藤くんはボケようとせずにボケてるからツッコんでもらおうとするのは難易度高すぎるよ…w

2人の出ハケは上手側へ。内藤くん歩くとドタドタ音がしててそういう床なのかと思ってたら木内くんだと3分の1くらいしか音しなくて内藤くんどんな歩き方してんのよ。笑

 

何故愛せないの?(モーツァルト!)

君の結婚式(ウェディング・シンガー)

モーツァルトで僕こそ音楽じゃないの珍しい感じした。そっちも似合いそうだけど木内くんは天才より秀才っぽいイメージで、これはやっぱりあの周りをすごくよく見てるアンジョの印象かなー。突っ走るカリスマじゃないのよね。地に足ついてる感じ。

そう、ここ2曲の歌い出しがすごい中川さんっぽくて不思議だった。君の結婚式のほうはステージ上をよく動いてて、軽くステップ踏んだりくるっとしたり踊れる人だーって見れて嬉しかった。ガッツリ踊る役見てみたいな。

 

レミゼコーナー

ドテドテと内藤くんがやってきて(いやほんとに音w)この2人といえばレミゼですが、と。レミゼの話いっぱいしたいのよ!でも先に曲を聴いてもらいましょうって流れはあとから思うとすごく良かったよ。

カフェソング

歌うだろうなって思ってたけど、内藤くんの入りでもう1番好きだった7月23日ソワレに魂飛んだ。あの声ほんとなんなんだろう。あまりにも好きで引き込まれて逃げられない。息をのむ。しかもこの状態から木内アンジョが歌う奇跡何。あの砦が無茶苦茶好きだったんだよ。一員かと錯覚するほど一緒に戦うように観て落ちて。あのアンジョとマリウスが揃って見せてくれた景色が私にはあまりにも贅沢なご褒美だった。本当にこれだけでいいから音源欲しい。

星よ

内藤ジャベール。優しいなぁ。こんなに優しいStars聞いたことない。泣いちゃうよ。

彼を帰して

木内バルジャン。バルジャンの歌なのに浮かんでたのはずっと見張りをする木内アンジョの背中だった。あの背中大好きなの。朗々と響く声が良かったー。なんかこれだけ聴かされると本当あの最初に見た陽キャきらきらの真ん中アンジョなんだったんだろうと思う。あの変化を見れたのは良かったなぁ。

この2人に限らずだけど、この辺の世代の好きな俳優さんたちがバルジャン、ジャベールを演るようになったらそこの話としてのレミゼを観られるようになるのかなぁ。そもそも全然面白くないから始まってるレミゼに対しての興味とか解像度が上がってくの他人事のように楽しんでるんだけど、まだ上がる余地あるんだよなぁってちょっと期待してる。

レミゼの話をするのかと思いきや、それぞれの役でやってみたいシーンやりますのコーナー。

木内「今から先生って呼ぶから!」なんでだwww

木内くんがやってみたいのはエポニーヌに連れられてマリウスがコゼットに会いに行くシーン。

内藤「なんでそこ?マニアックだな!?」

柵を登ってとか生垣…?とか言ってたけどどれもピンときてなかったw 内藤くん、動けると思うんだけどなぜかあの足掛けて登るとことか鈍臭さが見えるよね(思い浮かぶは華麗なるモンパルナス)。

木内「石、左手で投げるんだっけ?」そこ決まってるの?内藤くん首傾げてるよ?

内藤「え、これ俺何するの?」

木内「コゼットやって!」

バタバタ位置入れ替わりながら(内藤くん上手、木内くん下手にいた)曲のイントロとか窓枠に石ぶつける音とかセルフでさせて(これよく考えたら危ないことしてるよね、って言ってたのは木内くんだったか)、窓を開けてハッとして窓を閉じる→2階から駆け下りる真似ってめっちゃちゃんとやってくれる内藤コゼット。可愛い。溢れゆく〜♪木内マリウスありじゃん?え、こんな感じ?こんな感じ?って楽しげな木内くん。この流れで先生!を思い出して内藤くんにも見本見せて!ってやらせたのグッジョブだったよ!ものの30秒(体感)でやっぱり内藤マリウス声が好き…!って手のひら返しました。ありがとうございました。

変わって内藤くん。

内藤「あそこやりたい、カブローシュが駆け込んできて、黙れー!…ん?静まれー!だっけ?」

木内「聞けー!ねwww 覚えてないの?あなたレミゼ関わって何年ですか?」

内藤「えーと、足かけ6年ですね!www」

木内「www」

内藤「で、上から下ろすじゃない?そのあとの静寂からの、『ラマルクの死』」

木内「俺がめちゃくちゃ緊張するとこね」

内藤「緊張するんだ?」

木内「するよ!」 内藤くん、ほんと意図せずにボケてくよね…w

木内「俺、誰する?コンブフェールとか?」

内藤「ガブローシュ!」

いやそう、そうなんだけど、たぶん内藤くん以外全員ガブローシュ!?って頭に浮かんだと思うw ということで木内ガブローシュ誕生。の、前の指示出し内藤アンジョにときめく(呼び方おたく)。グランテール酒を置け〜♪が優しい。木内ガブはめっちゃ頑張って出してる高音が面白くてダメだったwww

木内「聞けー!」

内藤「(気付いて木内ガブにどうぞ、の手をする)(それ、木内アンジョしかしないやつ…!ちゃんと覚えてんの…!?ってときめいた。やるからってリハとかで確認しただけかもしんないけど)」

木内「……………」

内藤「え、ちょ、長くない!?」

木内「みんなここ溜めんのよ」(これ好きだった)

内藤くんが木内くんを抱えるフリして移動させて、しゃがんだ木内くんが何の命令待ち?みたいな跪き方してて、ラマルクの死…♪ってやったはいいけど吹き出す内藤くん。

内藤「武士みたいになってんのよ!」分かるwww

 

出会いの話。こんなに2人でライブとかするほど仲が良いんだけど実は出会ったのはそう前ではなくて。

内藤「去年のね、上演は出来なかったんですけど」

木内「小屋入りの前日?とかに中止が決まったんだっけ」

内藤「そうそう。でも稽古はしっかりやってて、その時に同じパートで稽古場の席が隣でね」

木内「(作品名ちゃんと)言える?」

内藤「ジョセフ…アンド、テクニカル…ん?アメージング…」

木内「www ジョセフアンドアメージング…」

内藤「! ジョセフアンドアメージング、ドリーム…」

ニュアンスだけど、とりあえず、2人して全然言えてないwwwせーのっ!で言ってみたのもぐだぐだだったwww頑張れwww(ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート)

内藤「僕たちはね!ジョセフって呼んでたんですけど!」

うん、たぶんみんなそうwww この、だめだ!って開き直ったように言った内藤くんの開き直り具合が面白かったよ。木内くんのほうがまだもうちょい頑張ってたというか、たぶん最初は言える自信あったんだろうな。言えなかったけどw

 

呼び方おたくは呼び方の話が好き。

内藤「ケンティーはね、あ、僕は健人くんのことをケンティーって呼ばせていただいてるんですけど」

ちょっと違うケンティーが一瞬よぎってごめんな(セクシーサンキュー!)。

 

内藤くんが木内くんを知った話。知り合いが出てて観に行ったタイタニックで印象に残った。

内藤「あの人、誰だー!?って幕間に調べたんだよ(スマホ打つ真似しながら)」やることみんな一緒よね。

内藤「役名から名前を見て、あ!あれが木内健人か!ってなって」名前は知ってたのね。

そんな感じに木内くんを褒める内藤くんに、その話2度目だけど嬉しいってにこにこしてる木内くん。雰囲気が穏やかで良いー。

木内「こういう役者仲間にね、言ってもらえるのは嬉しいよね」

「もっと言ってもっと言って」って言ってたんだけど、最終的に照れて「もう大丈夫」って顔覆うの可愛かった。

次にやる曲はそんなタイタニックから。

木内「それこそ大希とこのライブをやるかもー?って話が出たくらいの頃に最初に思い浮かんだ曲」

内藤「劇中でもすごい印象的だった!」

うん、ごめん、それだったらどんなタイミングでどんな役が歌う曲なのか説明して欲しかった。笑

タイタニック観てみたいんだよなー。トムサザーランド演出であの演者の手堅さは今になるとすごく惹かれる。

木内「曲名言える?」

内藤「!? えーと、」

木内「リハでね、逆に言っちゃったんだよね」

内藤「夜を飛ぶ、プロポーズ!」

木内「www」

内藤「あれ!?あ、」

木内「逆www」 2人で笑っちゃって可愛いねぇ。

内藤「プロポーズ、夜を飛ぶ!」 と、わちゃわちゃしながら曲いくよーってタイミングで、顔見合わせて、あ!あ!みたいに気付いてハイツールのイスを準備して内藤くんが腰掛けてスタート。基本段取りがバタバタしてる。笑

 

プロポーズ〜夜を飛ぶ(タイタニック)

木内くんソロ→内藤くんソロで、きっと木内くんの役のほうが内藤くんのほうより先輩というか上司というかなのかな?って木内くんの歌、佇まい(歌い終わりで片足重心・ポケットに手を入れる)、内藤くんのほうを見る優しい表情から思った。もしかしたら2人は別の場所にいる設定なのかな?内藤くんは自分のことを歌う表情で、2人が目を合わせるみたいな印象が残ってないんだけどこれはただの記憶力の問題な気もする。

 

木綿のハンカチーフ

イスを真ん中に持ってきてちょこんと座り直して(足揃えてるの可愛い)曲スタート。ミュージカル縛りじゃないんだね?って思ったけどそもそもオープニングのFly〜がミュージカルじゃなかったわ。歌い分けをしてるようで、してないような、でもどちらの言葉か明瞭で聞き入ってしまう。優しい声だなぁ。歌謡曲も好きで、1曲入れたいなと思って選んでみました、と。

brave heart(デジタルモンスター)

イスを片付けて次の曲の紹介。自分のテンションを上げたいとき、モチベーションを上げたいとき、この曲を聞いて、聞きながら稽古に行ったり本番に臨んだりする。何かなー?と思ったらイントロで「ん?」となり、歌い始めで「!?」となり、サビでテンション爆上がりだよ!分かる!アガる!アゲるときのための曲!歌が上手いーーー!めっちゃ楽しそうでステージ上あっちこっち動いててこっちまで楽しくなった。これはさ、ずるいよ。

あの声(リトルマーメイド)

braveheartでそんなだからここの印象が薄い。スタンドマイクで、ほんっとミュージカルのときの歌い方と声が好きすぎると思ったのは覚えてる。

曲終わりで木内くん登場。

木内「あなた、あれはなんですか」

内藤「ん?」

木内「1曲目は木綿のハンカチーフでしょ?3曲目はミュージカルだけど、2曲目、アニソン!?」

内藤「うん!」

ここの、うん!だったか忘れたけど元気にお返事、何か悪かった?と言わんばかりの明るさ、内藤くん…wってなった。多分だいぶキャラクターがね、読めてきたよねw

木内「みなさん知ってました?」

内藤「え、知らなかった!?」

木内「知ってる人ー?」で手上げてもらってたんだけど、マジで?ってくらい手上がらなくてびっくりした。みんな上げてなかっただけだよね…?めちゃくちゃ大好きだよ…?(世代)

内藤くん、braveheartは最初バラードアレンジでやろうかと思ったんだけどなんか違うな?となり、演奏のえりさんがジャズ(…だっけ、忘れちゃった)っぽくアレンジしてくれました、と。えりさんは何でもやってくれるから凄い!って話ここだったっけなー。木内くんはもともと面識があって(稽古場ピアノ?前のライブ?)どんなに崩れても合わせてくれる!凄い凄い!ってわぁわぁする30代男子の可愛さ。いやほんとに?

緊張する、しないの話はこの前だったかなぁ。たぶん前だな。内藤くん、最初の緊張がほぐれたと思っても1回ハケて出てくるとまた緊張するとか、木内くんは最初の客席登場からのとこは緊張したけどそのあとは大丈夫、とか(内藤くんに「そうなの!?」だか「なんで!?」って言われてたけど客的には内藤くんのほうがなんで?である)(でもそのクオリティ出してくんのね、関係ないのね、好きだよ)。えりさんは全く緊張しないーって話で、2人から振り向かれてなんで!?ってされてた。

次は木内くんのソロだよってことでサクッとハケようとする内藤くんに「応援してよ!」と言う木内くん。

内藤「ふぁいてぃん!(両手でちっちゃいガッツポーズ)」 何そのイラッとするやつwww

木内くん、内藤くんがハケてからまさかねー?デジモンとはねー?みたいに触れてたんだけど、「まぁ僕、デジモン世代なんですけどね」って、だよねぇー!?(世代)(2回目)

君の夢の中で(フランケンシュタイン)

次の曲はチャレンジというか、今回のテーマが少し背伸びしたってことでもあったので選曲しました。

木内「ミュージカルフランケンシュタインから」(「!?」)

木内「君の夢の中で」(「!?!!?」思わず前のめりそうになって逆に背筋が伸びる)

マジで!?ってなったよね。なったよ。アンリ!?ビクターっぽいと思ってたけど!?アンリ!こないだの甲斐くんもそうだったけど、なんでみんなこんな断頭台に登る曲選ぶの…?(めちゃくちゃ好きです)チャレンジという名に相応しいなぁって歌い慣れてなさとそれでも響きからはすごく伸びしろがみえて、あとついでに和樹タイプだよね?刑決まったら笑ってくれるよね?めちゃくちゃ柿澤くんが床に転がってるのが見えたわ。年下アンリ面白そうー。どうなるんだろう。早く再演しよう。

Over the Rainbow~Home (Wiz)

前回のライブでやったときにお客さまとひとつになれたというか、繋がったと思えた曲なので、と。Over the RainbowとHomeのマッシュアップ。面白いことするなぁ。すごい楽しそうに、にこにこ朗らか伸びが気持ち良い声が響いてた。

わぁーって内藤くんが出てきて、次の曲で最後になります、と。

今回のこのライブのテーマをチャレンジ、少し大人びたということにしたのは、まずこの曲を中心にやりたいと思ったからです。ほお?いそいそと椅子を上手、下手それぞれに用意し始める2人。…ん?ねぇ、あのさぁ…。

「「映画グレイテストショーマンから、The Other Side」」

うそでしょおおおおおお!?!!!?

ねぇ、言った。男性デュエットなんて闇広以外何やるのよ、ジアザーサイドでもやってくれんの?って言ったんだよ!!!マジかよ!!!びっくりしすぎてひっくり返るかと思ったよ!!!私がどんだけグリブラのグレイテストショーマン回を見てると思ってんのー!ほんとめちゃくちゃ大好きで、あの曲のかっこよさはハンパないと思ってるから。ちょー嬉しいよーーー!

実はフライヤーもこの曲のイメージで撮ってもらったんだよね、の一言でどれだけ綺麗に持って帰れるかを検討しました(基本フライヤー収集しないタイプ)。

The Other Side(グレイテスト・ショーマン)

ということで、木内くん下手、内藤くん上手でスタート。…日本語かい!(これこそグリブラ聞きすぎだと思った)いやでも映画の一場面に見えるような芝居が入る歌、めっちゃ良かった。内藤くんほんとこういうの上手い。腰掛けて少しだけ俯き加減の、どうすっかな めんどくせぇ、の表情たまんなかった。それに対する木内くんは誘いにスマートさが覗いて全然違うように見える。すごい段取り考えたんだろうなと思った。かっこよかったー!

曲終わり、スッと礼だけしてハケる。そうそう手とか振らなくていいから、そういうのが好き。世界観。

 

アンコール

What you own (RENT)

サクッと出てきて、ありがとうございます、じゃあもう1曲だけ!と。あ、RENTだーって分かったけどRENT通ってないから話は分からんのよね。2人が楽し気ならいいよ。 ピアノのえりさんも前に来て一緒に礼して、最後は登場した客席後方に帰っていく構成でした。

 

思ってたより曲やってくれたし、選曲が好みで楽しかったー!この2人の共演はまた観たいな。