髑髏城の七人Season月

 

 ダブルチーム、たーのしかったぁー!

 

上弦

六欲天をご存知か?」台詞一言で圧倒的に引き込んでくる。マントの捌き方が天才。前楽が本当に怖くて怖くて物凄いもの見せられてるって圧倒された。

下弦

天魔王誕生を「六!」から一緒にやりたい。髑髏城ライブやろ。♪炎のなか〜♪のとこの、両手掲げて交互に上下させるフリも毎回一緒にやりたい。うずうず。

 

  • 関東荒野

上弦

兵庫登場の間違いない!感がハンパない。荒武者隊が戦ってるとこ、捨之介と霧丸お喋りしすぎじゃない?けしかけておいて何してんの、君ら。実はそんなこと全くないのに、ふらっふら霧丸がとっても細くて弱い子に見える。

下弦

剣布がジーッっと客席睨みつけて霧丸探すの好き。兵庫登場の安心感!好きです!!!(リア恋枠)「関東の筋は俺たちがトゥース‼」ライビュからは普通に通す、だったんだよなぁ。

「いけねぇなぁ」イケボォーーー!百点満点ーーー!「色里ぉ!?」で暴れる霧丸。「無界の里知らないのか?遅れてんなぁ」とか言ってる荒武者隊面白い。

 

  • 無界の里

上弦

狸穴見つけるリアクションが好き。みんなのおかん、かっこいい極楽太夫。ガールズは姐さん。兵庫と荒武者隊へのあたりキツめだし、でもそれが似合う気っ風の良さ。ラップ歌うし(♪〜お金出しても お金出しても あなたの望みは叶わなーい〜♪)、脚広げてしゃがみ込むし、あれは絶対主人のせい。捨之介、狸穴、霧丸の自己紹介がわりとあっさり。霧丸の頭撫で撫でする狸穴さん。素直に撫で撫でされちゃう霧丸。可愛い。霧丸を奥に連れ込むwithB男衆。

下弦
向かう前の捨之介の「無界の里は?っと…オォッ!あれかぁ!」が大好き。手を頭に翳すのも、口元に手をやってワァ!あわわわー?ってするのもめっちゃ好き。ガールズたちのエスコート完璧なところも好き。ここの手拍子も「いくぞぉ!」「せーのっ!」って言うの良いし、一緒にやりたい。前楽日周りがちょっとやってたと思ったら、千秋楽は全参加とか流石。巻き込んでくれるの嬉しい。狸穴見つけた顔がわざとらしすぎて笑っちゃう。キャピキャピ太夫、可愛すぎて目を疑う。ガールズと声揃えて兵庫と荒武者隊にツッコむことが多い。狸穴、ダダ漏れるイケオジがたまらない。捨のこと見ながら、わざとらしく企んでるなぁ。「俺、霧丸」テキトーだけどちゃんと自己紹介するのね。男衆に両側から抱えられて連れてかれる。「なんか食べさせてやんなー!」ママな太夫。無界を抜け出す霧丸、ダッシュしようとして男衆に気付いてストップ、どうした?ってされるのに何でもない、とぺこっとして歩き出す。2階の女の子に手を振る余裕。

 

  • 無界の里裏手

上弦

「いい調子だなぁ、髑髏党」「鬼の居ぬ間の乱暴狼藉か」かっこいい…自分を鬼とする蘭兵衛さん…。

下弦

剣振り始めたところから、にやりと笑いながら斬っていく。12月は始めのセンターで止まるところでにやりとするくらいだったのに、終盤は斬るのが楽しそうに見えるほど笑ってたなぁ。剣が好きなんだなぁ。殿に褒められてたのかな。

 

  • 関東荒野

上弦

森蘭丸?」捨に突き飛ばされて下手へ、数珠を握りしめる。戻ってこない。握った数珠、顔に寄せるの好きだった。狸穴見て、我に返ったように捨に「おいっ」ってする。刀叩き捨てすぎ。

下弦

鞘、縦方向に吹っ飛ばしすぎ。狸穴見て、捨のことてしてししすぎ。子ども。二郎衛門さんの立ち回り…!(*´Д`*)

 

  • 無界の里裏手→無界の里

上弦

太夫にビシバシされて「痛いって!」「ここどうなってる?」弱々霧丸…可愛い。
「天魔王は、虫けらのように俺たちを…!」悲しくて泣いてる。
蘭兵衛さん、階段に座ってたのが終盤その横に座るように。リゾート?上目に首傾けてガールズと話す主人感たまんない。「らーんべえちゃん♪」だとビンタで、「たゆぅ♪」だとおでこ押さえ。須賀健太天才。前楽おでこ押さえよりもビンタに近い顔面バンだったけど。「すごいおと…」
おっとうが寄ってくると太夫を奥に追いやって威嚇のように前に出てくる蘭。落ち着いて。
「大丈夫だ」「太夫たちを心配させるようなことはしない」穏やかに、太夫の肩に手を乗せて、しっかり目を見つめて頷きながら語りかける。かっこいいなぁ。髑髏城に行くの、もう決めてるんだよなぁ。

下弦

「きーりーまーるー!」「朝まで寝てろって言って、あんた分かったって言ったよねぇ!?」「この悪ガキ!!!」「悪かったよ!」「うるっせぇなぁ!」絶賛反抗期。
太夫に「良いお友達をお持ちですね」って言われてむず痒そうな蘭の顔。「昔からそうだった」と言われて、これだから幼馴染は厄介だ、って思うのにちょっと嬉しさが覗いちゃう。
「こいつは熊木衆だ」って言ったあと、お前…!ってされて、あ!って顔したり、ツーンってしたり…子ども…。
「天魔王は、虫けらのように俺たちを…!」悔しくて泣いて、怒ってるんだなぁ。
「に、じゅう、に、まんかい!」のあたりのほわほわ蘭太夫。肩とか腕とか触り過ぎで可愛いんだよ…!あそこだけ絶対キラキラふわふわの花飛んでる。ほら、太夫のことだよ?って兵庫のほうに太夫のこと誘導したり、とてとてしてる。でもおっとう登場で「あら、お父様ですか?ご挨拶しなきゃ」って出て行きそうになる天然太夫を、ちょ、ちょっと待って?待って、って止める蘭可愛い。おっとうが寄ってくると前に出て行って通せんぼしながら穏やかに礼する。後半は荒武者隊にかっけー!ってされて、ドヤ顔でもう1回通せんぼする。子ども。太夫たちに大丈夫か?ってして、泣いてるガールズをいい子いい子して撫でる。
終盤、兵庫のずらネタを拾って捨が蘭を笑わせにいってたのめっちゃ好きだった。絶対に目合わせない蘭。右手あげてやめて、って笑っちゃってる蘭。
「3日で戻る」という捨に頭ぽんぽんされる蘭の末っ子感。捨が天の話をしてるとき、顔を背けて厳しい表情をするのは、止めるなんて無理だ、って思ってるのかな。蘭は、結局天と同じ穴の狢というか、天に寄ってて、天のことを分かってて、それは通用しないって思ってる。
太夫が霧丸に言う「あんたみたいな子救えなきゃ、この里作った意味がないよ」って深いなぁ。あそこで霧丸ぎゅってする太夫可愛いし、戸惑って手どうしたらいいか分かんない霧丸も可愛い。
「らーんべーぇさん♪」「怖い目をしてるよ」この呼びかけが明るめの声なのが太夫の大人なところ。「血塗れの手でも洗えば落ちる」あたり、両手を掴まれて、訝しげな表情をする蘭は、太夫の想いを全然分かってないっていうか、分からないよなぁ…。もう天秤は傾いてしまってる、というか、やっぱり元々の居場所、位置から動いてなかった。太夫はそのことを、分かってる。蘭の両手を持って「三途の川に、あ〜♪すてーのすけ♪」が可愛くて大好きだった。蘭は、分からなくて、でもなんか太夫が可愛いことする、ってにこにこ笑う。だけど「あの人の言う事は、道理だよ」って言われると、それは違う、と思ってしまう。太夫をぎゅっと抱き締めて、右手で頭を撫でながら、ぐっと目を瞑る。あそこで髑髏城に行くことを決めたかな。もうここの一連の流れが本当好きで、抱き締めたときの表情がナンバーワンだったね。序盤はここの抱きしめるのも軽くハグで頭ぽんぽんくらいだったと思うんだけどどうかなぁ。あんな可愛いハグあります?と思って、この時代の男の子がこんな仕草出来るか?から、日常的にハグとかしてたお家?この子ハーフとかクォーターとかなの?とか我ながらよく分かんない妄想裏設定考えてたんだけど。下弦基本ボディタッチ多い。…そういう殿だった?

 

  • 贋鉄斎の庵

上弦

誰があんなに自由人にした…福士捨…。はじめの頃はテンポもいまいちだったのに2月にはとんでもすっとぼけを詰め込みまくり。うん、本気で流れ見失うの、辞めような…?
生駒「行くぞ、お前たち!」が強くてかっこいい。庵を襲うの、天の命令じゃなくて生駒の案なんじゃないのかなぁと思った。あの天魔王様、そんな細かいことに気付く気がしない。

下弦

宮野捨安定の受けと捌き。剣山から刀が抜けずに頭皮を抑える(1回もみあげ抑える、もみちゃん…ってのもあった)、ウルトラマンセブンみたいだな「ジュワッチ」「やめろ!」、「研ぎ直してスケート靴に」\奈緒さんおめでとうー!/「お前もやれ!」、こんなとこで時間使ったら偉い人に怒られる(細川さんに怒られる→偉い人の名前出さない!)、「あー…あー、なんだっけな、そうか、特製の剣山…」「違うよ、一個飛んだよ、試行錯誤あっての…」「あぁ!…お前は偉いなぁ」アドリブを定番に組み込んでいってたのは分かるんだけど、毎回新鮮だったし、どこまで仕込んでたのか分かんなかったのが凄かったなぁ。めっちゃ笑った。
生駒「よく、気付きおじゃったなぁ」潔癖症ネタ「生駒無理なの!」、「おこだからねぇ…!」、「参るぞ、お前たち♡」

 

上弦

2階で壁に寄りかかって立ちながら自分の手をぼんやり眺める霧丸。そのあと柵から身を乗り出して月見の宴をにこにこ見る→柵に手をかけながらしゃがみ込んで哀しそうな顔でしょんぼりする。
奥から出てきた蘭は太夫のほうを見上げてから出て行く。無界を振り返って強い顔をする。「現れやがったな、ぞろぞろと」
前楽「安くはないぞ」で強い顔のまま笑ったのが本当にかっこよかった。

下弦

霧丸は2階の壁に寄りかかって立ってるままだったかな…柵から身を乗り出すのはしてたか。不貞腐れたような顔。蘭を見つけて、はぁ!?あいつ何してんだよ!?くらいの勢いで駆け出す。
蘭は無界をくるりと見て最後に太夫のほうへ視線をもっていく。出て行ったところから無界を振り返って目を閉じて、ふぅと一息肩を落とす仕草、微笑んだ顔で礼をする。スッキリした顔して出て行きやがって。黄泉の笛立ち回りも、終盤は最後のとこだったかな、にやりとしてた。

 

  • 髑髏城 玉座の間

上弦

「私とお前なら上手くいく」で蘭に口付けるように…というよりは噛みつきにいくのなんですか、天魔王様…え…?しかも、チッって顔して舌をぺろりやばい。蘭に斬られた傷として左頬に血糊入れるのがさすが上手すぎる。
蘭は「やめてくれー!」で頭掻き毟るようにして、「殿の最も愛したお前とともに」「この手を取れ」でぽっきり折れるように堕ちる。堕ちてからの従順さが凄い。横抱きにされて、天のお腹に縋り付いたのを髪の毛引っ張られて上を向かされて、とろんとした表情で口を半開きにして夢見酒を待つ。…最早夢見酒いりますか、それ…。そして長い、口付けが長い。口付けっていうか天魔王様がぶがぶ食べてるね!?
血糊流す蘭の綺麗さ。「見事だ」って言いながら全く興味なさそうに手の甲で拍手する天魔王様マジで怖い。しかもそこからの霧丸嬲りが(殴りつけるなんて可愛いもんじゃなかった)まぁ上機嫌で楽しそうで、ホーゥホーゥホーゥ♪とか言うし本当に子どもの残虐さここに極めり。痛めつけすぎて首までしめるから霧丸落ちてんじゃねぇか…蘭に「俺がやろう」って言われて慌てて頰ぺしぺしして起こすんじゃねぇよ!?ほんと太一くんはもちろんだけど、あそこ合わせてく平間くんも上手すぎて怖かった。
エゲレスからの手紙を読んで「生駒ぁ」と甘えた声を出して縋り付く天に12月はぐちゃぐちゃにされました。甘え、甘える!?縋り付く!?後半はそこにも企みが見えたし、生駒も全部分かってて頭を撫でるんだろうなって思った。

下弦

ここが髑髏城、ここが小田原城の天魔王様、最初のころからラップ歌いそうだな?とは思ってたけど、後半はやたら楽しそうで、猿が陣を敷くとすれば、はーーーぃ♪、ここ、石垣山だなって入ってたりお茶目なの?説明されながら徐々に嘲笑する蘭。「絵に描いた餅だな」階段に足ダンッ。ちょいちょい仕草が荒いんだよなぁ。
「殿の遺志」でぐらついて半ば陥落、「やめろ、やめてくれ…!」で這い蹲りながら抗おうとするけど「この面を見ろ!」で堕ちるかな。杯も「殿の骨を繋ぎ合わせて作った」って聞いた瞬間両手を口元にもってって、はわわ…!ってする。女子か。仮面も杯も、殿の、って言われたものに触りたくて仕方ない様子で手を伸ばし続ける。なのに霧丸に「蘭兵衛!」って呼ばれると一瞬ハッとするんだよなぁ。霧丸に興味なさそうなんだけどなぁ。
天魔王に横抱きされる蘭兵衛の図は、見てるときは必死だからあんまり思わないけど、あの場面だけ思い返すと頭パァーンする破壊力。冷静に思い返してはいけない…!好き。
血糊、前半から結構満足な伝わせ方だったけど、終盤の左側ばっかり真っ赤とか段々芸が細かくなってったの良かった。結構口元残して赤黒くしてたの、顔が好き勢大満足です。でもとりあえず天魔の鎧に縋り付いて骨に口付け(中盤咥えてた?)してた理由は解説してもらおうか。何が怖いって、あれ、殿の骨だって全く言われてないことだよ…。
玉座に座って遠くの獲物を狙ったような怖い目で霧丸を殴りつける天魔王を見ながら、夢見酒の入った杯受け取って飲んだあと「待て、俺がやろう」で立ち上がる。ふらっふらで斬りかかりながら、最終的に興味がなくなるから天が喋ってるあいだ、刀身に自分を映して左薬指で紅を引いてうっとりしながら髪を整える…って本当に自分の美しさに自信のある蘭のタチの悪さよ。これもどういう意味だったのか説明してくれ…この辺の仕草、後乗せかと思いきや、公演序盤から盛り込んでたのがマジで凄いと思う…この蘭、本当寵愛されてた自覚ありすぎ。
霧丸が脱出したあと、御伽衆の女の子に刀構えるのはなんでかなぁ…奥の間で軍議を、と言われて刀を渡し、頭撫でてくのもそれ何!?ってなってた。無界の女の子撫でるのとは仕草が違うし…というか無界のほわほわ蘭兵衛さん、一切居ない。

 

  • 髑髏城内 倉庫

上弦

剣布に見つかる霧丸。「そうやって殺したのか!俺の仲間も…家族も…!」の台詞に家族が入ったのは結局ライビュだけだったのかな。あれ、めちゃくちゃ好きだった。
捨に斬りかかるけど躱されて「そんなの、綺麗ごとだ…!」って蹲りながら泣く。「戦わなきゃ、生き残れない…」熊木衆のみんなが大好きで、本当は一緒に居たかった、逝きたかったけれど逃がされて、逃げて、生き延びてきた。赤針斎である自分が生き残る意味をきちんと分かってるからこそ、悲痛。

下弦

捨への警戒心跳ね上がって、斬りかかるし、何度も何度も刃を向ける。騙したな!?って怒ってるのは、捨を信頼出来そうだと思ってたから。「熊木衆っていうのは‼︎日ノ本一の城を作る連中じゃないのか‼︎」これがすごく響くんだろうな…長として起っていたことの意味を思い出す。「これからきっと、もっと良い仕事が出来る」明日の、未来の方向を間違えるな、という説得力がある。

 

  • 髑髏城内

上弦

天魔王様の扇子使いがたまらない。口元隠して、目がキョロ、キョロって動くわざとらしさがあの企んでる雰囲気にばっちりで、台詞がないときのほうが視線を引っ張られる。口説きでつけられた傷がちょっと細くなってる芸の細かさ。
逃げる霧丸「ときょおー?ときょおー!置いてかないでよぉー!」可愛すぎか。

下弦

斬りかかってくる蘭に対して捨が「蘭兵衛…蘭兵衛…らんべえぇ…!」って繰り返すのが痛い。取り戻したいんだなぁと思う。たぶん、蘭はそれを望んでいないことになんて思いも至らない。
ここの蘭のお化粧が最初のころ、ほぼ白塗りのみ?に見えてしまうくらいだったんだけど、段々目元の上に黒ライン、下に赤ライン、口元も赤くなって最高だった。蘭はお化粧濃いのが好き。
逃げる霧丸「渡京!?渡京!あいつどこ行った!?」

 

  • 関東荒野

上弦

「美しい…」「俺?」って小首傾げる兵庫可愛い。グサグサ刺される贋鉄斎を見せないように霧丸に目隠しする兵庫、お兄ちゃん。渡京、霧丸、兵庫って並んで首傾げるの可愛い。

 

  •  無界の里

上弦

口説きあともだけど、ここの蘭の印象が見た回によって全然違ってほんとにこれだから上弦は…。ライビュは強くて、でも自分のやってることは全部承知してて覚悟して臨んでいて、2月6日ソワレはひたすら凄んで笑っていて狂犬のようで天よりよっぽど怖かった。前楽はライビュの感じに近かったと思うんだけど、そこに苦しさを覗かせて「楽しいなぁ」が全く楽しそうじゃなかった。
天魔王は楽しげに痛めつけるように斬っていくけど、結構下手の2階があるところの下で様子伺ってることが多かったかな。あ、ガールズひっくり返して自分が四つ這いになって太ももとかに口付けるのアウトです。何してんだお前…。銃声がするとすぐに頭庇ったり、二郎衛門に撃たれた鎧を確認しては傷ついたらどうしてくれると言わんばかりに手で払う。小心者。でもシンクロするような天蘭の立ち回りは良かったなぁ。
駆け込んできた霧丸、渡京、贋鉄斎。前半の記憶全くないんだけど、後半、周りを見回して、泣きそうで、でも絶対に堪えて、膝をついてる太夫に「大丈夫か」って声かける霧丸が大好きだった。兵庫が荒武者隊に駆け寄っては「起きろ!」「兄貴って呼べ!」って強い声で言っていたのに、それが段々と弱々しく「死んじゃやだ…」になるの辛かった。子どもではないけど、こんなにもたくさんの仲間の死に直面したことのない兵庫は当たり前だけど弱い。でも、太夫に縋り付いたあと、立派な最期だった、と伝えられて「よくやったーーー!」と言えるのは強さだよなぁ。全部受け止めて、自分で自分を叱咤して立ち上がる太夫は、一体何度こんな目に合ってるのかね…二郎衛門に手を上げない、そんなことをしても無駄だと悟っている。大人であることを全て背負っている太夫

下弦

ボウガン、最初のころはただ放り投げてたのに後半わざと黄平次を見てから投げ当てたり、見ずともそっちに投げてたり。
その前は太夫って呼んだり、お前って言ったりするのに太夫が天魔王に銃を向けるところだけ「無駄だよ、極楽」って極楽呼びなのはなんでだったのかな。
「楽しいなぁ!天魔王!」が、本当に楽しそうな蘭。に、対する何言ってんだコイツ?ってドン引きな天魔王様。天魔王様、蘭のこと飼い慣らせるけど(なんてったって末っ子属性)全く理解出来ないって思ってそう。振り切れ方がぶっ飛んでんだよな、この蘭。12月の終わりだったか、口説きあとに紅引いた左薬指がそのまま赤くて、なんでだろって思ってたんだけど、それをここの刀から血滴らせて受けるってのに繋げてて(左薬指で血を受けてた)凄いな!と思ったわ。そのあと指を口に含んでリップ音させて斬りに行くのも凄かったけど、あれ一体なんだったんだろう…。だけど後半は指先赤くなかったと思うからやめちゃったのかなぁ。刀から血を滴らせるのも、自分の指切るモーションに変わってた。どっちにしろ、響くリップ音はさすがでした。毎回ほんとにうまかった。
後半になるにつれて蘭の立ち回りが物凄い綺麗にマントふわっとさせながらするようになって、あれめちゃくちゃ好きだった。上弦と同じ手のはずなのに、下弦はあんまりシンクロ!って感じじゃなかったのが不思議。天の性質の違いかなぁ…下弦天、別に無界屋どうでも良さそうだし、刀振るのが楽しいってタイプでもなさそうだもんね。
天の「人間五十年〜」あたりの台詞のとき、中盤かな、蘭の表情がふとストンとなくなって、燃える無界を見上げて何してるんだろう…え?あれ…?ってなってたことがあって、あの掻き毟られっぷりは酷かった。お前が!やったんだよ!後半はそこから顔を背けて自嘲から嗤うって変化になってて、あの嗤う顔がめちゃくちゃ好きだった…蘭は最低で最悪であるほど良い。

 

  • 無界の里裏手

上弦

「人を斬るのは一度で十分だと思ったが…」の兵庫の表情凄い。斬ったこと、ずっとずっと後悔してるんだ。

下弦

「おめぇ、面付きが変わったよ」から「…あいつらに、笑われる」ここの緩急が毎回本当に痺れた。兵庫ぉぉぉぉぉぉ。太夫に対する「撃てんのか、あんたに、あの男が」も、「だったら太夫の命は俺が守る!」もほんと好き。ここの兵庫好きしかない。

 

  • 髑髏城 

霧丸渡京
上弦

え、なんでそれ渡京が持ってるの…!?ってビックリしてたように見えたけど、ほんと賢いくせに人のこと信じちゃうタイプだなぁ。

下弦

目配せしてるように見えたこともあったけど、どうかな。抜群の棒読み最高だった。後半にかけて本当に棒読みに拍車かかってたw そして暗号の言い方がめんどくさそうすぎてw

太夫兵庫

下弦

「心配してくれたのかい?嬉しいねぇ」両手で太夫の顔包むの大好き。
「あいつ!あいつぼこぼこにしてー!」「落ち着いて!?」

兵庫おっとう

上弦

「これはおらのぴーちゃん!(にっこり笑顔→首傾げ)」可愛い。

下弦

「これはおらのリカコ!」「返すだにー!おらのステファニー!」

 

  • 髑髏城内 地下牢

上弦

夢見酒を飲ませに行く天魔王様のパッという動き出しの速さ。
階段降りてくる霧丸、兵庫、おっとう。兵庫が霧丸に「お前、あんま先行くなよ、気をつけろよ」って言うのも、おっとうに「階段!」って言ってあげるのも好き。鎧着た捨が向かってくるとこ、パッとバク転…じゃないけど、あのアクションなんだ…後ろに翻る霧丸の動きも好きだし、それだけ軽く動ける霧丸を、庇おうと動く兵庫も良い。

下弦

夢見酒飲まされそうになるとき、結構抗うんだけど、ガッと押さえつける天魔王様強い。

 

  • 髑髏城内

天蘭〜蘭ラスト

上弦

さっと駆けてきて冷静な状況報告。「大阪への行き掛けの駄賃だ」あたりの強さが本当に良い。
生駒を後ろから斬りつけ、蘭にちょっと見ておけ、とニヤリとした顔。「生駒ぁ」甘えたような声で縋る。「少なければ少ないほうがいい」怯えたように上目遣いで生駒を見上げる天に、慈愛のような微笑みを浮かべる生駒。自ら首を斬り絶命。瞬間だけ生駒を抱えた天は、すぐに投げ飛ばすようにその体から手を離す。「貴様というやつは…!」
「お前に良いことを教えてやろう」ここまでは強い口調なのに、突然ここまで聞いたことのない普通の、優しげとさえ言えるトーンと穏やかな表情から発せられる「殿は最期までお前のことばかりを気にかけていた」ここの恐怖ったらなかった。前楽の「なんだって…?」が無茶苦茶好きだった。この子は、無界のことが大事だったんだ、って気付かされた。
天を庇う蘭、対面で、天の腕を掴んで言う「ここで貴様を裏切れば」天がそんな蘭を腕を引き剥がしたくて引き剥がしたくて嫌がるようなのは、まさか庇われるなんて思ってなかったし、貴様や光秀と同じになる、が刺さるからかな。捨を見て、「あーーっ」と髪を掻き毟る。上手くいかない。
蘭ラスト、太夫だけが蘭を見れない。霧丸も顔背けてることがあったかな。でも、圧倒的に太夫だけが蘭を見れなくて、くしゃくしゃになった顔を背けて、撃つ。弾がなくなっても撃ち続けて兵庫に「もういい」と言われて手を離すけど、兵庫のほうを見もせず、その手も振り払うようにして蘭に駆け寄る。ここの兵庫が、全く存在を無視されたようで、でもずーっと太夫のことを見てて、本当辛い。太夫はここまで大人の余裕というか、大人だからこそ見せていた態度を全部捨ててるんだよね。子どもを喪う母親だなぁって。それだけ蘭が大切で、大事に育ててきたんだろうなって思った。

下弦

「てんまおーーー!」があんなにドタドタ走るようになったのは一体いつから…ライビュのころはそうでもなかった気がするんだけど終盤…?状況報告がなぜあんなにぷんすか怒っているのか。やっぱお前子ども。
「どけ、生駒!」生駒の名前を呼んだ蘭って初めてで、この蘭は少なくとも幹部の名前は覚えてて、指示したり、接点を持ってたんだなぁと思った。
天の「良いことを教えてやろう」は序盤のころは結構フラットだったように思うんだけど、段々右肩上がりに感情が露わになって、「そんなのは殿じゃない‼︎」あたりから爆発する感じになったの好きだったなぁ。クレバーな天の、剥き出しの感情。殿が蘭をどれだけ寵愛しようがきっとどうでも良くて、政治や戦に強かった殿に憧れて追い続けていた天は、そりゃあ最期の殿の言葉がこれじゃあ幻滅する…光秀唆したのも、殿がこれを乗り切るか試したかったのかなぁ…。
「殺す…貴様は殺す…!」お前は殺すバージョンもあったかな。なんでここで突然殺すなのか、殿の言葉を今更伝えられたから、ではちょっと説得力に欠けてなんでだろうなぁと思い続けてた。天が蘭の目を斬るとこも、目を斬られた蘭の動きも、最後まで分かんなかったなぁ。
蘭ラスト、太夫が「お前は、お前は最後までーーー!」って叫んでいた台詞を、前楽日マチネで抑えた声で叫ばずに言ったのが印象的で、このシーンで初めて泣いたよね…。あれは本当にキツくてキツくて、でもあそこでグッと大人な太夫が本当に良かった。姉と弟みたいな距離感でキャッキャッとしてた二人だけど、圧倒的に大人で、世の中を知ってる太夫は、歪な世界のなかである意味真っ直ぐ育ってしまった蘭を見抜いて、世界はそこだけじゃないよ、と教えてあげたかったけど、この子が必要だと、最も大切だと思う世界は過去のなかにしかないって分かってたんだろうなぁ。蘭は最期になって、初めて太夫がそう思ってくれていたことに少しだけ気付く。「所詮、外道だ」「来ぉぉぉぉい!太夫ーーー!!!」前半はわりとカッと目を見開いてて、ライビュが叫び終わったところで目を閉じて穏やかな顔をする、2月は「撃てぇぇぇーーー!」って入ったのを見たのと、前半みたいな目を見開く感じに戻ったかな。
蘭を撃つ太夫だけが蘭を見てて、捨之介や霧丸は顔を背ける。弾がなくなっても撃ち続けるけど、止める兵庫を一瞬パッと見たあと、顔をくしゃっと歪めて「蘭兵衛ぇー!」と亡骸に縋り付きに行く。終盤は本当、ここの太夫が蘭から離れられないんじゃないかと思った。見開いてた目を捨が閉じて、その顔が毎回穏やかなことが本当に酷くて狡くて最低。


百人斬り

下弦

客席が上手方向に回り始めるくらいかな、霧丸が鉄機兵に向かってあっかんべー!ってするの…お前…このクソガキ…w


捨天〜城脱出
上弦

前楽の悪夢は忘れてやんよ。
鎧を剥がされていくたびに動揺して、苛ついて、なんで上手くいかない!?ってなる天。全部引き剥がされたところで体育座りして頭抱えるのが、あぁ、この子は本当に子供だったんだな…って。殿が大好きで、その真似っこをずーっとしていた子供。捨に刀を向けられて咄嗟に頭を庇う。でも、刀をひく捨を見て、睨みつけて、自らその刀を刺す。子供の意地のようにも見えたし、怖かったのも本当だろうし、この先、生きていけそうにないのも全部綯い交ぜになって見せつけてくるから本当にしんどかった。12月のほうが、あぁ、この子は生きられない…と思ったかな。後半はもう少し企んで色んなことやってきたのが見えて、もしかしたら落ちた先で生き延びたルートもあるかも、と思った。
天の最後を呆然と見て、ふらふらと落ちた先に向かう捨之介は、天まで居なくなってしまうなんて思ってもなかったんだろうなぁ。そのまま一緒に落ちそうだった。面を拾いながら、そんな捨を引き止めて、引っ張り寄せる霧丸。捨の危うさを分かってる。
「よく聞け!!!」捨が囮になる、と言ってどこまでも死にそうで、前楽、更にどうしても弛緩してしまった空気に、たった一言、このよく聞け、をぶっ込んできた平間壮一という役者は本当に凄いと思った。痺れるどころじゃない。あの空間全部引きつけてもっていったのに、それを自分じゃなく捨之介に乗せる技量とんでもないでしょ。役の在り方全く壊さずに流れ引き戻した。鳥肌立った。

下弦

「だからその鎧、引っぺがしに来た!」清々しいまでにこの台詞を言い放つけど、前楽日マチネ、六天斬りを展開しながら「だめか?やっぱり戻ってきてはくれないか?」って捨が天を思う苦悩が見て取れたとき、この捨は天が戻ってこないことをどこかで悟ってるし、諦めてるんだなと思った。綺麗事であることを分かったうえで、それでも手をのばす。このあと死んでしまうとしても、今、この瞬間の生を自分から与えたい。赦したい。天から見れば、傲慢でしかない思考。これを読ませた捨は凄かったな。だからこそ、そこに乗ってくる天の「黙れ黙れ!!!」からの完全否定が活かされたし、一人称が俺になる収束が痛かった。斬り合いながら「捨之介!」と叫び、最後の最後まで捨を睨んで視線を離さない天。自らを刺すことで勝ち誇るようにも見えたし、「天魔王として死ぬがいい」にやっとその名を手離せた喜びも感じた。あそこであの方法で去る天は捨との決別のとっておきなんだ。この結末が読めない捨は、天が落ちようとする姿を見て、止めたくて止めたくて、でも怖くて近寄れない。目を離せないから、天の最期、全てを浴びて、その場に崩れ落ちる。「バカやろう…!」何度も何度も叫んで、蹲って動けない捨之介を、霧丸が引きずるように立ち上がらせて、支えて歩き出す。終盤は本当に捨が立ち上がれなくて、兵庫呼ぶのも早くなってたな。

 

  • 関東荒野

上弦

「家康様!」仮面掲げた霧丸、徐々に強さから泣き顔になる。縄を解け、のあと真っ先に頭を下げる。どれだけ家康の懐が深いか、理解してる。捨に駆け寄るけど、すぐに涙を拭って金五百枚!とにっこり。

肝が冷えたよ、と怒る霧丸の左手を捨がとって、ギュッと抱きしめる。肩に頭もたれるように縋り付くの良かったなぁ。一瞬泣き顔のあと、笑って背中ぽんぽんする霧丸。可愛い。
兵庫のプロポーズ、シリーズ1好き。「俺は足が速えんだ」「日ノ本一の綺麗な背中だ、見失いっこねぇ」「追いついて、追い越して、…前からしっかり受け止める」この、前からしっかり受け止める、を、両手開いて、グッと目に力を込めて、それまで聞いたことない低い声で決めてくるの、ほんと無理だった。毎回泣いた。
太夫の去り際「太夫!…色々ありがとう」ってぺこりとする霧丸可愛い。「兵庫!かっこよかったぞ!」「おっとうもありがとう!」でぶんぶん手振るの本当可愛い。可愛い。

下弦

家康から目を離すものかとずっと強い顔。前楽、物凄い懇願だった…負けないで、負けないで霧丸…!絶対に泣かないけど、泣きそうなんだ…。縄を解け、でへたり込んで、捨に縋るように抱きつきに行く。怖かったんだよね。肝が冷えたよ、も、怖かったから怒って、でもそんな霧丸の両手を捨之介が手に取って、じっと見つめてからぎゅうっと抱え込むように抱きしめるのすごく好きだった。身長のバランスも完璧。
太夫の去り際に声をかける霧丸。前半は太夫から抱き締めて、それにぎゅって返してたのが、ライビュあたりから霧丸から「ん」って両手広げるようになってて急成長しすぎだしかっこいいな…!?抱き締めたところで引き剥がしに来る兵庫。大人気ない。でもあの霧丸、男前がすぎるからしょうがない。

「もう、決めたんだ!」をあんなに晴れやかに強い笑顔で言われたら、大丈夫。安心して物語の【終】を見ることが出来た。