2017

今年はねぇ…今年は…と夏以降をやっと遠い目してみられるようになってきたよ。あはは。うふふ。


1月
・新春浅草歌舞伎 昼の部
GOEMONで出会った壱太郎くんをまた見たい!と思ったがゆえに歌舞伎に行ってみよう!と思い立って取ったチケット。これはいわゆる古典だったので、話はよく分かんないなぁ…ってところもあったんだけど、舞踊のお着物がとっても綺麗だったり、見得を切るってかっこいいなぁ!ってなったり、歌舞伎って面白いかも?ってなったきっかけ。


2月
・足跡姫
これって今年なのか。もっと前かと思ってた。これまで見たNODAMAPのなかで断トツで好きで、鷲掴みされた作品。もうとにかく宮沢りえの可愛さと綺麗さといったら!そして最後の最後で全てを持っていくような、物凄い引力だった妻夫木くん。野田さんの言葉遊びと言葉の強さが結びつくとこうなるのかっていう衝撃。凄かったな。
・なむはむだはむ
子どもの発想力って面白いなー!ってのと、それをこうも昇華しちゃうこの3人半端ないなー!ってとにかく笑って楽しかった記憶。あの狭さでぎゅっとやるのも良かったなぁ。


3月
・マリウス


4月
エレクトラ
高畑充希ちゃん、大正解!あんなに正統派なのに、狂気が上手すぎた…白石加代子との掛け合い半端なかったな。そんでもって中嶋朋子麿赤兒が世界観を広げていって、ファンタジーの要素にも違和感なく入り込ませてくれて大満足な演劇体験でした。


5月
BugLug LIVE
一聖くん復活武道館!なぜか分からんけど連れていかれて武道館初体験!www ひたすらに、イケメンだなぁ…綺麗な顔してんなぁ…と一聖くんを眺め続け、振りは楽しいんだぜーい!と滝つ担の血が騒ぐ。またきっとどうせそのうち連れていかれる。
・髑髏城の七人Season花 ライブビューイング
全ての始まりは、ここだった…。そうなのよ、ここなのよ。でも花は劇場行ってないのよ。行ってないことに全く後悔ないけど、今見たいのは花だよ。山本蘭兵衛の太刀筋の重さ、成河天魔王の正気で狂った振る舞い、りょう太夫の美しくて儚い存在。髑髏城界隈のヲタクの考察、解釈はほんと楽しい。


6月
・髑髏城の七人Season鳥
年明けに発表されたキャストに絶対行く!!!と思い、花を経て髑髏城が楽しくなってきて、特番を見てもう居ても立っても居られずに公演開始2日目のチケットを取った次第です。…それがねぇ、ここで観に行ったときは正直拍子抜けっていうか期待しすぎたーって思って帰ったはずだったんだけどねぇ。


7月
・髑髏城の七人Season鳥(ライブビューイング含む)
7回見ました。あっれぇ?…だって、なんかじわじわ凄い色々が気になって、もうそんならもう1回!と思って行った7月8日がとんでも覚醒回で、イグザクトリィとか言うし、血糊でメイクとか始めるし、ほんっとだいたい天蘭のせい!!!で、その天蘭従えてあまりある阿部捨之介の凄さ。ほんとここの1週間での仕上がりが凄すぎた。


8月
・髑髏城の七人Season鳥
そして8回見ました。計、16公演にございます。あほか。あほだ。でも、本気で13000円は実質ただだと思ってたし、通ったことに何も後悔はないし、後悔ないとこまで通ったからロスにもならなかったし…え、今のこの状態ってロスってるの?ないよね?もう自分で分かんないんだよ…。何せなんであんなに通ったんだろ?って初めて思ったの10月末だし、あれっておかしかったよね?って冷静になったの11月末だから…はは。素晴らしい作品でした。これを超える作品に出会えるかなぁ。出会いたいなぁ。
桜の森の満開の下
そんな鳥髑髏のさなかに初めて行った歌舞伎座はそれはそれでとんでもなかった。七之助さん!!!あの人、人ですか。神とかじゃないですか。もう本当凄すぎて言葉が奪われるってこのことだと思った。めちゃくちゃ野田さんの言葉遊びだし、妖しいし、怖いし、でもあの桜吹雪が綺麗すぎて恍惚とした。


9月
デスノート THE MUSICAL
鳥髑髏で舞台界隈に浸るようになって、絶賛されてたのが気になって行ってみた作品。ライトは柿澤くんでした。これがねぇ、めっちゃくちゃ面白かった。デスノート世代だし、映画ももちろん見てるさ!さぁ、どんなもんよ!って行ったんだけど、ライトはおろかLにもひれ伏したかった。歌の力すごい…!
・ワーニャ伯父さん
宮沢りえはもちろんなんだけど、黒木華ちゃんがとっても良くってまた見たい女優さんだなぁと思った。カーテンを使う演出が好きだったー。


10月
・髑髏城の七人Season風(ライブビューイング含む)
花ライビュで発表時されたときのテンションの上がりっぷりったらなかった。ビジュアル最高!強い!先にライビュ→そのあと劇場で観劇。まごうことなきSeason狸でした。生瀬さん、おちゃらけてたところから必殺イケボはずる過ぎる。全女子を落とした。
人間風車
成河さんが見たーい!と思って行ったら、これがコメディからホラー?ダークファンタジー?に物凄い落差で叩き落されて凄まじかった。あの緩急と空間の密度の上がり方は体感して本当に良かったと思うけど、もう1回見たいかと言われたらちょっと尻込みするもんな。ミムラが可愛かったー。
・霊験亀山鉾
仁左衛門さんというとびきり紳士に出会う。これは歌舞伎ももっと見てみたいなぁってふらふらしてて出会った作品。世の中の色んなヲタクの人は、これは新規に良いよ!楽しいよ!っていうのをぜひ定期的につぶやいていてほしい。今年は本当にそれでたくさん良い作品に出会えた。
マハーバーラタ戦記
これも七之助さん出るんだなぁ…って気になってたところに、面白い!凄いよ!って感想が溢れてきて、ちゃんと調べたら脚本が青木豪で行かなきゃ!ってなった作品。そして本当に行って良かった!もうものっすっごい面白かった!まさかこんなにすぐ桜の森〜を超える七之助さんに会えるとは思わなかった。もう1回見たいなぁ…これ、公演はじめのほうで行ってたら通っただろうなぁ…。


11月
散歩する侵略者
前川知大脚本の舞台を見てみたくて、イキウメは面白いって評判を信じて行ってみたら、まさかの最前ドセンという席で、びっくりするくらい号泣するという事態をかましてきました。大変失礼なことに知ってる役者さんもいないし、どうなのかなぁって思ったんだけど、そんなものは関係ないんだと言わんばかりに軽く飛び越えられていった。イキウメ、来年も見るぞー。
スーパー歌舞伎? ワンピース
初演のときに歌舞伎でワンピース?えー?って遠くから思った記憶があるんだけど、歌舞伎に足突っ込み始めていた今年、この評価の高さはなんなの?これは見なきゃなんじゃないの?となり、なんか後悔することはなさそうだな?って思って行ったらまんまとハマりました。自分ばーか!ばーか!1階ドセンの迫力と、2階からの俯瞰で大満足だった。ルフィは可愛いし、サンジ・イナズマ・マルコのスーパーイケメン枠中村隼人はかっこいいし、ゾロ・ボンちゃん・スクワードの中の人だな…!?って衝撃の坂東巳之助の凄さったらないし、本水立ち回りにファーファータイムからの3幕のひたすらクライマックスで本当何でも出来るエンターテイメント歌舞伎の神髄、ここに見たりって感じだった。楽しかった。
・ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
斗真を久しぶりに見た。うまいなぁ、かわいいなぁってのと対照的に、怒涛の如く喋り続ける菅田将暉凄いな!?ってなりました。途切れなさも滑舌の良さも半端ない。ただ、そこに圧倒されちゃうから台詞と世界観にどうしても入り込めなくて、もったいないなかったなぁと思う。ハムレット林遣都、めっちゃ好きだった!振り切ってて良し!
・吉例顔見世大歌舞伎 夜の部
高麗屋三世代襲名の前に、どうしても幸四郎さんを見てみたくて歌舞伎座へ。古典は分かんないよーって思って、初めてイヤホンガイドを借りてみたらこれがとっても快適だった!分かる!そういうことなんだーって納得しながら見られるって大事。これからも活用しようと思います。幸四郎さんと仁左衛門さん素敵でした。染五郎さんの淡い恋の見せ方もとっても良かった。襲名公演も楽しみだなぁ。
・すべての四月のために


12月
・ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」
嵐のドームがドリアラぶりというとんでも久しぶり感。私はいつまでもギミゲ出だと言いたい。良席くるよ!と無駄に自信満々だったひめの40ゲート集合に爆笑するところから始まったんだけど、でもこれは上が正解だったなー!っていうくらいスクリーンと制御ペンラを堪能させていただいた。そして跳ぶ!跳ぶ!コール&レスポンス!な、これこれ!嵐はこれ!!!っていうセトリが本当に楽しかった!ベストオブ演出はつなぐです。本当にかっこよかった。Monsterには髑髏城が見えました。黙ります。
・髑髏城の七人Season月 下弦の月
初日開いた時点でチケット持ってなかったんです。なんならライビュだけ行けばいいかなーと思ってたんです。…なぜすでに2回行っているのか。初日から完成度が高いという評判が気になったのと、唐突に「あれ?この蘭兵衛さん、ちょー顔好みだな…?」って気付いたら、え、もうとりあえず1回観に行けばいいんじゃない?の垣根が低すぎた。そして、まんまとハマる。何このバランスの良さ!すごい!楽しい!我ながらここにハマるのは予想外だったわ。人生何が起こるか分からないね。
・髑髏城の七人Season月 上弦の月
キャスト発表の記事が出たときに、真っ先に目に飛び込んだのが天魔王役早乙女太一でした。倒せないよ!?って思ったし、これはもう自殺するんじゃないか?ってある意味予想が当たってびっくりしたんだけど、誰があんなに幼いこどもな天魔王やると思ったよ…!?このあとどうなるのかねぇ。まだ2ヶ月弱続くという公演期間の長さに戦慄する…。
・メンフィス
花髑髏時に山本耕史ファンの人たちがこれを推しまくっていて気になって、さらにデスミュを見て濱田めぐみすげぇ…!?ってなったことに背中を押されて観に行きました。ものすごいエネルギーの、切ない話だったな。


年間42回、うち鳥髑髏16回、ワンピース歌舞伎2回、下弦髑髏2回。夏がね…と思ったけど、むしろ秋、冬もじゃねぇかってやつ。現場〆は下弦でした。え?現場はじめ?下弦です(*´∀`)1月2月もすでに結構な枚数チケット持ってるけど、そろそろ落ち着こうな、って思ってる。落ち着くはずだ、たぶん。
年間ベストは鳥髑髏とマハーバーラタ戦記が同率1位かなぁ。次点に足跡姫、散歩する侵略者、ワンピース歌舞伎。良い作品、良いお芝居に出会えた1年でした。